2017.10.20 / Tattoo

【最新】タトゥー・刺青の種類 全26種|参考デザインまとめ

今やファッションや個性の表現として認められるようになってきたタトゥー。

和彫りを始め、トライバルやブラックアンドグレイなど。様々なタトゥーの種類を見たことあるはずです。
でも実は、世界にはあなたの知らないタトゥーのスタイルがまだまだあるのはご存知でしょうか?

今回は、世界に存在するタトゥーの種類・スタイルの全てを一挙ご紹介!
海外で流行っているタトゥーは、日本では見たことの無いスタイルばかりですよ。

はじめに

タトゥーの種類を紹介するといっても、一番難しいのがタトゥーの種類を分けて定義すること。
「和風パスタは、イタリアンか和食どっちなのだろう?」といった感じでしょうか。
予めお伝えしておきますが、このタトゥーの種類分けの線引きは筆者である私の主観で物申しておりますので、あくまで参考程度に。

では、いきますよ~!

タトゥーの種類

和彫り

 

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先ずは一発目、我らが日本代表、和彫りです。
※上記画像は韓国の彫師さんです。

全身に纏うようなデザインが特徴の和彫りは、そのデザイン性と歴史的背景より、世界的に非常に評価が高いです。

オールドスクールタトゥー

 

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オールドスクールタトゥーは所謂「水夫のタトゥー」と呼ばれるタトゥーで、「アメリカントラディショナル」とも言われています。
おおよそ1930年ごろからアメリカで人気を博したスタイルです。

ニュースクールタトゥー

 

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ニュースクールは広義に用いられることが多いですが、ここでは「ネオトラディショナル」とも呼ばれる、上記のようなスタイルをご紹介します。

モチーフこそオールドスクールタトゥーと似ていることは多いですが、色使いや絵のタッチがまるで違うことが特徴です。

ブラックアンドグレイ

 

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ブラックアンドグレイは世界的に非常に人気です。
要は単色のインクの濃淡のみで描かれるスタイルですね。

ちなみにギャングのタトゥーである「チカーノタトゥー」というスタイルも、このブラックアンドグレイに属しています。

トライバルタトゥー

 

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トライバルタトゥーは和彫りに次ぐ、日本でも親しみのあるタトゥーのスタイルではないでしょうか。

またトライバルタトゥーの中でもサモア、ハイダ、ボルネオ等、国や諸島ごとに分岐していきます。

ドットタトゥー

 

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ドットタトゥーも最近の流行りで、濃淡を点(ドット)の集合具合で表現する少しレベルの高いスタイルです。

中でもドットで描かれた曼荼羅(マンダラ)等のジオメトリックタトゥーが流行っています。

ジオメトリックタトゥー

 

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ジオメトリックタトゥーは幾何学模様のタトゥーで、ここ数年で急激に知名度を上げたタトゥースタイルです。
様々なモチーフと掛け合わせることが可能で、意外にスタイルに多様性があり、オシャレさんがしているイメージです。

水墨画タトゥー

 

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水墨画タトゥーは中国なんかで人気のあるスタイルですね。
現にこの素晴らしい水墨画タトゥーを描いたChenjie氏も中国のタトゥーアーティストです。

筆で描かれたデザインは繊細なものから迫力のある大胆なデザインまで、意外とスタイルに多様性があります。

水彩画タトゥー

 

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対して水彩画タトゥーはその名の通り、まるで水彩画で描かれたようなスタイルのタトゥーです。

肌が白い方が色映えするので、白人の方が多くいるヨーロッパで流行っています。

ホワイトタトゥー

 

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ホワイトタトゥーは最近出てきたスタイルです。少し昔までは発色のいい白色のインクが無かったんですが、今のホワイトタトゥーはかなり映えます。
入れた直後は非常に可愛いのですが、年月と共にほとんど見えなくなることもあります。

ホワイトオンブラック

 

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ホワイトオンブラックも本当最近出てきたスタイルで、今後もっと知名度のあるスタイルになってくるでしょう。

黒塗りの上から逆に白のインクでタトゥーを彫ってしまうという。
個人的にはかなり注目しているスタイルの一つです。

ブラックワーク

 

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これをスタイルとして挙げるが迷ったのですが…ブラックワークです。
黒一色のインクで描かれた作品の事を指します。

かなり広義に言われているため定義が難しいのですが、ぼかしが少なく、塗り感の強い黒が使われることが多いです。
そのため、ドットタトゥーもブラックワークと呼んだり、ブラックトラディショナルもブラックワークと呼んだり…。
現代的なトライバルもブラックワークと呼称することもあります。

ブラストオーバータトゥー

 

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ブラストオーバータトゥーは最近人気の出てきたスタイルですね。下に入った古いタトゥーを生かして、新しいタトゥーを上から被せるスタイルです。

中でも画像のように、カラータトゥーの上から黒のタトゥーを重ねたりするのが非常にトレンド。

ボディスーツタトゥー

 

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ボディスーツタトゥーはその名の通り、服を着てるのかと思ってしまうくらい全身で一つのタトゥーを描くスタイル。

中でもジオメトリックやブラックアンドグレイのボディースーツが多いですね。
この作品は先述したNissaco氏という日本のタトゥーアーティストが描いた作品で、2017年のロンドンタトゥーコンベンションで最優秀賞を受賞しています。

ワンポイントタトゥー

 

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ワンポイントタトゥーは「ミニマルタトゥー」ともいわれ、海外セレブ等の間で非常に流行っています。

中でもNYのJonboy Tattoo氏の彫るワンポイントタトゥーが、今一番知名度があると言えます。
Jonboy Tattoo氏はいつも著名人にタトゥーを彫ってInstagramに投稿されています。

バイオメカ

バイオメカは少し前に流行ったデザインですが、今も尚 根強い人気があります。
有名どころで言うと、格闘家の故「山本KID徳郁」が少し前まで右腕に施していました。

まるで皮膚を破って機械が出てきているかのようなスタイルは、屈強さを追い求める男性に非常に人気がありますね。

3Dタトゥー

3Dタトゥーも少し前からありますが今も人気があります。
最近はジオメトリックと掛け合わせた3Dタトゥーもよく見受けられますね。

騙し絵のような、目を疑うような作品が多いです。

ポートレートタトゥー

 

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ポートレートタトゥーは日本ではあまり親しみの無いものの、海外(特にアメリカ)では非常に人気のあるスタイルです。

また一般の人でもその上手さ精巧さについて判別がつきやすいこともあり、有名なポートレートのタトゥーアーティストではInstagramのフォロワー数100万人超の方も、ちらほら見受けられます。

ヲタトゥー

 

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ヲタトゥーも日本というより海外で人気のあるスタイルです。しかし日本のアニメや漫画のキャラクターが描かれていることが多いですね。

特に画像のような、少年漫画系のキャラクターの人気が一番です。

レタリングタトゥー

レタリングタトゥー

レタリングタトゥーはレター(文字)を描くタトゥーのスタイルで、主にブラックアンドグレイやオールドスクールタトゥーと一緒に描かれている要素の一つですね。

このレタリングタトゥーの中でもかなり色々なジャンルがあり、そのフォントは様々です。

スプラッタータトゥー

 

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スプラッタータトゥーはメジャーなスタイルではありませんので、日本ではあまり見ないですね。
インクを風で飛ばしたようなデザインが特徴で、通常の水彩タトゥーでは表せない動的な表現が出来ます。

ジオメトリックやアブストラクトと掛け合わされているデザインが多いです。

ピクセルアートタトゥー

ピクセルアートタトゥーは日本では馴染みの無いスタイルですが、海外ではそこそこ人気のあるスタイル。
昔、ゲームで見たような可愛らしいデザインが多く、現にアニメやゲームなんかのキャラクターのタトゥーが多いです。

クロスステッチタトゥー

こちらは日本でも馴染みのあるクロスステッチのアートのデザインを、そのまま再現したようなタトゥーのスタイルです。主に女性に人気があります。

デザインの最小単位がクロスステッチなので、小さなバツ印が集合したような作品になっています。

ブラックライトタトゥー

かなり変わり種になりますが、ブラックライトタトゥーはその名の通り、ブラックライトを用いる前提に描かれるタトゥーです。

特殊なインクを用いてタトゥーを入れるため、日本で行っているスタジオを聞いたことがありません。
クラブやライブハウスによく行かれる方には非常にオススメです。

スティック&ポーク

 

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こちらも挙げようか迷ったんですが一応。スティック&ポークはスタイルの特性上、ドットのワンポイントタトゥーに近いです。

マシンを使わず、針を手で持ちツンツンして色をいれていくスタイルで、温かみがあって非常に可愛いです。
手法としては若い方がよくする「いたずら彫り」のような感じです。

アブストラクトタトゥー

 

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「アブストラクトタトゥー」というタトゥースタイルは、名前こそ日本での知名度はほとんどありません。

「抽象的」を意味するAbstractが由来で、主に抽象画のような美術的なデザインのタトゥーが多いです。
また中にはジオメトリックや水彩画のようなものも含まれるため、定義としてはかなり広く難しいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。見たこと無いようなタトゥーが沢山あったのではないではないでしょうか。

今回はこれら26のタトゥーの種類についてご紹介しましたが、今後も新たなスタイルのタトゥーがどんどん生まれてきます。
日本のタトゥーも和彫りだけにはこだわらず、様々なスタイルに挑戦し続けていかない限り、世界に通用しなくなってしまう時代が近いうちに来てしまうかもしれませんね。

では、良いタトゥーライフを!

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