頭にタトゥーを入れている写真
2020.9.28 / Event Tattoo

後頭部から首にかけて、大きなタトゥーを入れた話。|痛みやデザイン等についての感想

お久しぶりです、DOTTの運営代表の工藤です。こうして文章で残しておくのは一体いつぶりだか、1年以上は経過しているのは間違いないでしょう。ご挨拶はそこらで、早速本題に参ります。

後頭部等のいわゆる『特殊部位』と呼ばれるタトゥー・刺青は、あまり一般的でないことと裏腹に、コアなタトゥーファンに人気が高いことで知られています。

ふだん自身のタトゥーを紹介することは滅多にありませんが、せっかくですので痛みや感覚のルポルタージュ、デザインやタトゥーイングについての感想を文章に残してみたいと思います。

後頭部のタトゥーについて

 

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後頭部のタトゥーの特徴

表現が適切かどうかは分かりませんが、もし腕や脚のタトゥーを『ライトユーザー向け』と定義するならば、後頭部のタトゥーは『上級者向け』と言えるかもしれません。理由を下記に列挙してみます。

  1. 施術前の剃毛がとてつもなく大変
  2. 痛みがかなり強い
  3. 彫ってしまうと隠しにくい
  4. 受け入れてくれるタトゥースタジオを探す必要性
  5. デザインを考えるのが難しい

1〜3の理由は想像がつくと思いますので、4から解説。

受け入れてくれるスタジオを探す必要性

日本に数多く存在するタトゥースタジオですが、首から上の施術を断っているタトゥースタジオさんがおおよそ半数以上だと思います。(体感値)

今回は東京都世田谷区の《DETROIT DIESEL TATTOO WORKS》、オーナー兼タトゥーアーティストのENさんにお願いしましたが、ENさんも『普段は首や後頭部のタトゥーを断ることが多い。』と仰っていました。今さら隠せないほどタトゥーが入っている場合や、仕事柄明らかに支障をきたさない場合…等に例外として対応するとのことです。

あなたの行きたいタトゥースタジオが『—首から上の施術に対応しているか。』を確認し、そうでない場合は探す必要が生じる…というの4つ目のハードルです。

デザインを考えるのが難しい

5つ目の理由として、個人的には「デザインを考えるのが難しい」も挙げられると思っています。というより『頭部の施術やデザインに慣れた彫師さんを探すのが難しい』に近いかもしれません。

海外では後頭部のタトゥーデザインとして『ブラックワーク/ジオメトリック/トライバル/トラディショナル』等が好まれていますが、これらを得意とする、また専門として活動するタトゥーアーティストさんが日本に少ないのも事実です。

だからこそ、格好いいんじゃん(?)

逆に言うと、後頭部のタトゥーは人選とデザインをしっかりして、準備と痛みにさえ耐えてしまえば、『誰もあまりやっていなくて、どんな服着てても見えて、格好いいデザインが彫りやすい』…そんな可能性に満ち溢れた、めちゃくちゃ”おいしい”部位なのです。マグロで言うところのカマトロです。

後頭部のタトゥー、彫ってみた。

長い前置きは終わり、後頭部にタトゥーを入れた行程を記していきたいと思います。

行程1:髪の毛を剃る

タトゥーを彫るために剃毛をしたDOTT

タトゥーを彫ったことのある方はご存知だと思いますが、殆どのタトゥーは剃毛から始まり、施術前にタトゥースタジオでササッとやってもらいます。しかし後頭部のタトゥーに関しては紛れもなく『どの部位よりも剃毛が面倒』です。

『前日に美容院に行ってきたから〜!』なんてレベルでは決してありません。基本的には『当日に理容院にいって、剃刀で0mmに剃ってもらう』。ほぼこの選択肢に限られるでしょう。

普段はオシャンな美容院を選択してしまうナンパな私は、10年以上ぶりに理容院に行き、剃刀でツルツルに剃ってもらいました。

行程2:下書き(ステンシル)

後頭部のタトゥー、ステンシルを貼る

その後は通常のタトゥーイング行程ですが、後頭部のタトゥーは他の部位に比べて凹凸が激しく、綺麗にステンシル(転写)が貼りにくい部位です。そのため今回はステンシルで中心と大まかな部分をとり、その後はフリーハンドでの下書きになりました。

行程3:タトゥーイング

頭にタトゥーを入れている写真

タトゥーイングは通常通りラインを引いてから塗りを行う、1時間の4セッション…合計4時間前後のタトゥーイングにて終了しました。率直な感想として、痛みと不快感が凄いです。

かつてDOTTの記事で公開した、私が入っている部位で感じた痛みランキングに加筆する形で、他の部位との比較ではここに収まりました。

耐えられない程の痛み
後頭部
・みぞおち・肘(外側)

耐えれるが強い痛み 
首(後部)・頭皮・手首(内側)・肘(内側)

他の場所と平均的な痛み
胸・腕(内側)・腰・背中(中心側)・足首

余裕で耐えられる痛み
腕(外側)・背中(外側)

後頭部のタトゥー、めちゃくちゃ痛いです。

施術を頑張って下さった彫師さんに申し訳ないのですが、耳の周りが特に痛みが激しく…それはもう『拷問かな?』というくらい。

体勢的に呼吸はしづらい、頭蓋骨に響く振動が不快、痛みが激しい…と、三拍子揃ったかなりキツい場所でした。
※参考までに、自分は今までタトゥーイングで『痛い!』とは死んでも口に出したことないくらい、我慢強いほうではあります。

行程4:タトゥーの完成

後頭部から首のブラックワークタトゥー

最初の方はもう、諦めようかと思いましたよ。施術後2時間予約していたホテルに帰って寝て、中途半端な状態で新幹線に乗って帰ろうかと思いましたよ。

それでも忙しい中なんとか時間を割いて下さった彫師のENさんの優しさと、「タトゥーのメディアをやってるんだ!」という謎のプライド(笑)が何とかやる気を繋ぎ、当日中に完成まで持っていくことが出来ました。現在はアフターケアに勤しんでいる途中ですが、髪が生えてきて非常に格好良くなってきました。

当日彫って下さったENさんをはじめ、撮影にご協力して下さったKyoheiさん、1日を通してお付き合い下さりありがとうございました。と、お二人が活動してらっしゃる《Detroit Diesel Tattoo Works》の情報をこちらに載せておきます。

スタジオ情報

Detroit Diesel Tattoo Works
〒154-0003 東京都世田谷区野沢2丁目33−15 野沢233
+815010327659
https://www.instagram.com/en_ddtw/

まとめ

今回は久しぶりに、ゆるくタトゥーのルポルタージュをご紹介してみました。皆さんも良かったら入れてみてはいかがでしょうか。

それでは、良いタトゥーライフを!

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