自己紹介をお願いします。
”player’s club OZONE”で取締役をさせて頂いております。『艶波 李緒』、通称『あでりお』です。よろしくお願いします。
タトゥーとの出会いは?
僕が16歳の時に先輩が「ちょっと見てよ!」「タトゥー入れてきたぜ!」って見せてくれて。胸に龍をいれているのを見て「うぉ、いかちぃなぁ!」って思いました。今まで二次元では見たことあったけど、直接見た事はなかったので衝撃を受けたのを覚えています。
なんだか”威嚇”じゃないですけど、その当時はタトゥーに対して怖い印象もあった。でもそれは芸術と紙一重だと気づいた。
ファーストタトゥーについて
ファーストタトゥーは”トライバル”のデザインです。僕は地元が九州地方で、周りには和彫りをいれてる人が多かったんですよね。田舎だと結構ある事なんですけど、「和彫りをちゃんと長袖で隠すのがかっこいい」みたいな風潮があって。
でも僕は自分がかっこいいと思うものをいれるなら、見せたいじゃない?「お洒落だぞ」って思ってました。だからこそ洋彫りをいれようと。
自身のタトゥーの意味について
タトゥーへの想いとか意味は後付けな事が多くて、自分の感じる「かっこいい」を詰め込んだ結果です。色々な考え方や信念があると思いますが、僕はすべての始まりが「かっこいい」からだと思っているので、自分の感性は大事にしています。
ファーストタトゥーをいれてから変わったことはありますか?
後はタトゥーをいれてからの方が格段とモテるようになりました。これは別に僕がかっこよくなったとかではなくて、ただタトゥーが好きな女性の方達がお声かけして下さるからなんですよね。僕はホストなので、そういう出会いが増えたことはタトゥーに感謝してますね。
今まで5人ぐらいに彫ってもらってて、1つのデザインを完成させるにあたって何回かお店に通ってて。少し間隔を空けて通ってたんですけど、半分くらい完成している段階で予約日に店舗行ったら何もかもが無くなってて。
人もスタジオも無くなってるのを見て「うわぁぁぁ!」、「怖ぁ。」って思ってそこから2年ぐらいタトゥー入れるの辞めました。「何か僕いけない事してるのかなぁ 」って。
結構タトゥーいれてらっしゃいますね。
こう見えて実は結構空いてますよ。左足とお尻と背中半分はまだ空いてます。彫り師さんに「大部分は最後まで残してた方がいいよ」、「絶対この先、この人に彫って欲しい!って思える彫り師に出会えるから」って言われてから一応残しています。
全体を通してのテーマやこだわりについて
基本的に色は“黒”と”赤”の2色のみって決めてます。後はバランスですかね。一応、シンメトリーとまでは言わないけど、”対”になるようには意識しています。
タトゥーの規制について、どう思われますか?
タトゥーについての規制でいうと、偏見が無くなる時代はなかなか来ないんじゃないかなって思います。やっぱりいれてない人から見たら、怖いもんは怖いですし。
でもホストをしているという立場上、タトゥーをみて「怖いなぁ」じゃなくて「あ、かっこいい。」「あのタトゥーのお兄さんかっこいい」って思われる様に心がけてます。タトゥーは威圧するものじゃないんで。
タトゥーをいれて困ったことはありますか?
僕の母親が元々「タトゥーは嫌、いれないで。」って言ってた人なんです。
でも思春期の僕からしたらいれたくて仕方なかった。ファーストタトゥーをいれた時はまだ実家にいたんです。その後、2年間ぐらい親にバレてなくて。友達と飲みに行った時に飲み過ぎてしまって、服脱いで裸のまま部屋で寝てて。目覚めたら親が「おはよう、これなに?」って…“半殺し”にされたぐらいですかね。
その後に「お前まじでもういれんなよ。」って言われたんですけど、こういう状態です。笑
タトゥーいれたいなって思ってる人で、周りの人が止めてくる事もあるじゃないですか。
「絶対後悔するよ?やめとけ、やめとけ」ってよく聞くけど、その人達は「あの時、入れとけば良かったなぁ」っていう後悔の責任はとってくれないんですよ。
だから周りの意見は気にせずにいれたいと思ったらいれたらいいと思う。ただ、勿論色んなリスクもつきまとうし、それなりに周りからの目があるっていうのは覚悟の上の”自己責任”で、全然もっと気軽にいれていい世界なのかなと思います。
僕は今年26歳ですけど、タトゥーをいれて後悔したことは1度もないです。
タトゥーがはいっていて最高の瞬間
しょうもないことでもいいですか?
九州にいた時の話になるんですけど、初めて気になってる女性がいまして…相手の自宅に行くことになって、そういう雰囲気になった時に「タトゥー入ってたんだ、李緒くん。エッチだね。」って言われたのが最高の瞬間です。
僕はどちらかといえば、タトゥーをいれてて良かったことの方が多いかもしれないです。注目してもらえるきっかけになる。
あなたにとってタトゥーとは?
僕にとってタトゥーとは《痛ぁぁぁいファッション》ですかね。痛い思いをしたら、その先はファッションになりますよね?ファッションですよね?
じゃあもう《恋人》です。LOVEち。これからずっと一緒に共にしていく彼女です。
最後に一言
DOTTを見ている方はタトゥーが好きな方が多いと思うんですけど、最近はタトゥーがはいっているホストも増えてきてるので…歌舞伎町のホストクラブは今コロナで大げ+*}:@l…..噛んじゃった。笑
こんな時代だからこそ、少しだけ煌びやかな世界に目を向けて。一夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。