街中で、服屋さんで、バーや居酒屋、ライブハウスで。
様々なシーンでタトゥーを目にすることが、増えてきたように感じられます。
タトゥーは一生消えないものとして認知されていますが、その1つ1つに持ち主の確固たる想いが込められています。
もし話しかけられるのであれば、そのタトゥーにはどんな想いが込められているのか、またどんな人柄で、どんなお仕事をしているのか聞いてみたいものですよね。
「YOUR TATTOO」は、タトゥーの持ち主の人柄や人生を「タトゥーを通して知ってみる」。
そんなDOTTの連載企画です。
では、お名前とご年齢をお聞かせ下さい。
Mickeyです。平成2年生まれ、今は29歳です。
Mickeyさん、ご出身と在住は?
生まれが兵庫県で…今は姫路市に住んでいます。
ありがとうございます。お仕事は何を?
会社員です。車の部品を作る会社で働きながら、『CRUMPLED CLUB』というHIPHOPグループのバックDJとして音楽活動もしています。
では、タトゥーを入れられた経緯について教えて頂けますか?
タトゥーに興味を持ち始めたのは中3くらいで、当時友達らの間で流行ってたヤンキー漫画で…『ギャングキング』って分かります?
読んだことありますよ!和彫りのジミー。
そう、友達から漫画を借りて読んで、初めてそこで刺青を見て。
主人公が左半身に和彫りを自分で彫ってて、お金をもらって友達にタトゥー彫ったりしながら、自分も彫り師を目指すっていう、ちょっとむちゃくちゃな設定なんですけど(笑)
僕はそこで「刺青・タトゥーって格好いいな」って、漠然と「自分もタトゥー入れたいな」と思って。
ほうほう。
そこからヴィレッジヴァンガードに置いてあるタトゥーの本をひたすら読んで、もっとタトゥーが好きになって。
ずーっと高校生くらいのときから親に「タトゥー入れたい」って言ってて、その度に「あかんあかん」って言われ続けてて(笑)
当時は親にお世話になっていたし、どれぐらいお金がかかるかも分からず、まとまったお金も無かったので「やめとこかな。」って、自分の中での気持ちが一回離れちゃって。
最近になって、Youtubeを観てるときにたまたま、京都のタトゥースタジオのRay’sさんが関連動画に出てて。
見たらホワイトタトゥーっていうのが出てきて、「あ、そんなんもあるんや!」って。
(※安定までの経過のため、現在は黄色がかった発色に。)
そこで初めて、ホワイトタトゥーを見たわけですね。
はい。僕の中では、刺青・タトゥーって黒とかのカラーが入っているっていう、完全なイメージがあったんですけど、「あ、白もあるんや!」ってまたちょっと再熱して、29歳で「入れよう!」って思って入れた…って流れです。
「Don’t hesitate & go」…躊躇わず、進め?
直訳はそうなんですが、僕的には「自分の考えを決めたら、そのままやり通す」って意味で捉えていて。
今までの29年間、自分で決めれなくて、周りの反対で「ほな、やめとこかな…。」って意見も変えたりしてて。
それって、あんまり良くないな〜って。もっと自分の芯をもって生きたいって想いを込めました。
ホワイトタトゥーを入れた後の、Mickeyさんの周囲の方々の反響はどうですか?
僕の周りの男の人の目線からすると、やっぱり白だと「それ、全然目立たへんやん?」って反応で。
ただそれが、性別が変わって女の人になると「オシャレやな!」「それ、いいね!」って、女の人の方が反応は良いですね。
Mickeyさんの視点で、ホワイトタトゥーはどのような方におすすめですか?
僕自身、大っぴらには見せれない状況にいるのもあり、「周りにタトゥーを入れてるって見られたくないけど、タトゥーが好きで入れたい!」って思う人にはおすすめですかね。
ハッキリ言っちゃうと目立たないので、大丈夫かなと。
ホワイトタトゥーを入れたことによって、ご自身の中での”変化”はありましたか?
例えば…自信がついたとか。
ん〜、自信どうこうはなくて。
というのも完全に自分しか分からないタトゥーなので、自己満やし、「オナニー」みたいな感じですよね。
みんなそれ言う(笑)
あはは(笑)でもなんか…嬉しいですよね。
僕タトゥー・刺青は、昔から洋彫りも和彫りも大好きで、「あんなスタイルもいいな〜、こんなのもいいな〜。」「いいな〜、いいな〜。」って思い続けて、やっと入れれたタトゥーがこれなので。
単純に嬉しいです。
やっとか、やっとタトゥーを入れれたか。って感じですね、僕は。
今は、昔好きだったスタイルとは違うスタイルのタトゥーにも興味が湧いてきて、もっと増やしたいって欲望と戦ってます。
MickeyさんがバックDJを務める、『CRUMPLED CLUB』のYoutubeチャンネルはこちら。
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