2018.5.5 / Artist 韓国一の水墨画タトゥーアーティスト|Dokgoへ独占インタビュー

前回「韓国・3泊4日タトゥーの旅」ということで、韓国で活動を行っている2名の凄腕アーティストのもとを訪ねた。
そのうち1名の”Dokgo”氏にインタビューという形で、気になっていることや、韓国のタトゥー情勢について伺うことが出来たため今回そちらを記事にしたい。

では先ず、Dokgoの経歴やスタイルを簡単に紹介した後、実際の質問を記述していこう。

Dokgoとは

では今回彼に行ったインタビューの前に、まず彼はどんな方なのかを簡単にご紹介。
彼の名前は”독고” (Dokgo)、28歳。(2018年5月現在)
経歴などは後ほど詳しくご紹介するが、独特の観点や、繊細なタッチの作品が人気を博し、Instagramのフォロワー数は5.2万人。
今や韓国を代表するタトゥーアーティストの一人である。

タトゥースタイル

Dokgo tattoo

Dokgo氏の作品より:リンク

Dokgo tattoo

Dokgo氏の作品より:リンク

彼のスタイルを一言で表現するのは難しいが、”ブラックワーク”や”アブストラクト”に近い、”水墨画タトゥー”といった感じだろうか。

描画の手法がかなり特徴的で、画材にとして主に”羽根”と”墨”を使用し”和紙”に作品を描くといった、タトゥー界では何とも珍しい手法をとっているのだ。

そのような独特な手法により描き出される作品の数々は、立体的な曲線美をもちながら、見る者を圧倒する迫力に溢れている。

Dokgo tattoo

Dokgo氏の作品より:リンク

無論、写実的な作品は言うまでもないが、時には抽象画やピカソ的なキュビズムを彷彿させるような作品など、オールマイティーに作画を行っている。

Dokgo氏の作品より:リンク

タトゥーを彫りに行くことに

筆者である私の話になってしまうが、以前 彼のタトゥーの予約がとれたため、実際にタトゥーを入れに4月に韓国まで足を運んだ。
「韓国・3泊4日タトゥーの旅へ行ってきた」という名目で記事を公開しているため、是非読んでいただければ幸いだ。

完成した作品

ちなみに、その際に彫ってもらった作品はこちら。

Dokgoへの質問

そして今回のメイン、一流のタトゥーアーティストにインタビュー形式にて質問を行えたため、会話の内容を記載していこう。
会話は全て英語で行っているため少し意訳などあるかもしれないが、予めご了承頂きたい。

こんにちは、本日はよろしくお願い致します。
―Dokgoです、よろしくお願いします。日本からいらしたんですよね?

そうです。日本からのお土産ですが…こちらをどうぞ。(お土産を手渡す)
―ありがとうございます!開けても良いですか?

勿論です。
―うわっ超カワイイです。大切に使いますね、ありがとうございます。

とんでもないです。それはそうと、犬が…すごい噛んできます(笑)
―アハハ(笑)6歳の男の子なんですが、この子非常に危ないんです。離しておきますね。

ありがとうございます。ではDokgoさんについて何点か聞かせていただきますね。
タトゥーアーティストはいつ頃からされているんですか?
―高校生ですね。

高校生!?早くないですか?
―ええ、早いですね。

どうしてタトゥーアーティストになろうと思ったのでしょうか?
―ギャングキングってご存知ですか?日本の漫画なんですが…。

ああー!えーと…”和彫りのジミー”が主人公でしたっけ?
―そうです。ギャングキングを見て格好良いなって。そこから独学でタトゥーイングを学んで、今に至ります。
当時私の通っていた高校では、ギャングキングの話のように、タトゥーが入った学生が沢山いたこともあり、タトゥーイングの経験を多く積むことが出来ました。

そうなんですか!日本人として嬉しく思います。
確か主人公には自分で彫った和彫りが入っていたかと思いますが、和彫りについてはどう思いますか?
―和彫りは昔から大好きですね。

日本人でどなたかタトゥーアーティスト・彫り師はご存知でしょうか?
―何人も居ますが、彫り〜と、何せ名前が似ているもので覚えられない…。ただ、ガッキンでしたっけ?

はい!Gakkinさんですね。
―そう、Gakkin。彼は本当にとんでもないタトゥーアーティストですね。今は海外で活動されているんですよね?

今、彼は確かアムステルダムのプライベートスタジオで活動しているはずですね。昔は京都のスタジオにいたそうですが。
―なるほど、そうなんですか。あとはSabadoさんとか。

Sabadoさんですか!なるほど。
―そうですね。いつか日本でのゲストワークとかもしてみたいな。

日本でゲストワークをされてみたいのですか?
―ええ。今すぐにでもしてみたいのですが、何せ日本にはお客さんがいませんので…。
私のお客さんは中国や台湾からが9割を占めています。ちなみに日本人はあなたが初めてですよ。

少し話は変わりますが、韓国も日本同様に、医師免許無しでのタトゥーイングは違法なんですよね?
―その通りです。あまり気にしてはいませんが。

そうなんですか、ただ玄関が厳重にロックされていたり、宅内にも各部屋にモニター付きインターホンがあったりするのはそれが理由でしょうか?
―ハハ。その通りですよ。

〜〜タトゥーイングへ〜〜

いや、素晴らしい作品ですね。(下書き)
この画材に用いている羽根ですが、何の鳥とかはあるのですか?

―いえ、これはフェイクフェザーですよ。

そうだったんですか。ちなみにマシンは何を使用されていますか?
―主にタンクビン製(?)のライナー・シェーダーを利用しています。また、スティングレイを使用することもありますね。

※スティングレイ(左)とコイルマシン2台

なるほど。ライナーの針は何本でしょうか?
―今回はライナーもシェーダーも3本です。
痛いんじゃないですか?

ええ、非常に痛いですね(笑)特にみぞおちが(笑)
―ハハ(笑)

〜〜作品の完成〜〜

ありがとうございます。いやぁ、疲れましたね。
―ええ、いつもはもう少し小さいものが多いので、今回は非常に疲れました。
ただおかげで良い作品ができました。こちらこそありがとうございました。

いえいえ。実はいつか首をDokgoさんにお願いしようかなと思っておりまして…。またお願いしたいです。
―お、是非。今度はもう少し小さなものにしてくださいね(笑)

ハハ(笑)ありがとうございました。
―ええ、ではお気をつけて。

まとめ

今回 DOTTでは、初のインタビュー形式にてアーティストからの生の意見をを聞いてみた。
彼が言っていたように、日本は海外のアーティストての関心が薄く、海外の方からすればあまりお客さんがつきにくいのが現状である。

※今後もこのような活動を続け、DOTTを介したゲストワークなども行えればなと思っております。
ご興味があるスタジオ・アーティストの方がいれば是非コメントをお願いします。

では、良いタトゥーライフを!

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