日本ではあまり耳にすることはないかもしれないが、世界ではタトゥーのコンベンションは数多く開催されている。
そしてそこに、実は日本の著名アーティストがよく出場していたりもするのだ。
今回は9月にロシアで開催予定の、「RUSSIAN TATTOO EXPO」の出場アーティストが豪華だと私の中で話題になったため、出場アーティストを一挙大公開する。
それぞれInstagramにジャンプできるようリンクを設置しているため、気になる方は是非各ページをご覧になっていただきたい。
ConTTents
出場アーティスト
国内アーティスト
Gakkin
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Gakkin氏は元々京都で活動を行っていたが、現在アムステルダムのプライベートスタジオで活動を行っているため、日本人ではあるが海外アーティストに当たるのかもしれない。
Instagramのフォロワー数は26万人。
体験談だが、海外で「知ってる日本人タトゥーアーは?」と聞けば、真っ先に返ってくるのが彼の名前だったりもよくある程、国内外の知名度は随一。
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スタイルとしては和彫りを基調としながらも枠には収まりきらない、どこかモダンなブラックワークが特徴的である。
モチーフの差し色としての赤と、黒塗りの額とのバランスも非常に良く、背中一面や総身彫りの作品はまさに圧巻である。
Nissaco
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Nissaco氏は大阪で活動をしているという情報だけ公開されているが、スタジオであったりは公開されていない。
日本では珍しい、ジオメトリックを専門とするタトゥーアーティストである。
Instagramのフォロワー数は破格の34万人と、彫り師の中では日本一のフォロワー数を誇っている。
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スタイルはジオメトリックやトライバル。それもボディースーツやフルスリーブ等、比較的面積の広いものが多い。
他のタトゥーアーとは一線を画す、計算され尽くした幾何学模様に和の美しさをプラスした作風は、世界的に絶大な評価を受けている。
海外アーティスト
AMIJAMES
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Ami JamesはアメリカのベテランタトゥーアーティストでInstagramのフォロワー数は56万人。
彼がここまでのフォロワー数を誇るのは単なる彼の作品だけではない。
アーティストと同時に起業家でもある彼は、国外に複数のタトゥースタジオを持つオーナーであり、有名な海外タトゥーメディアである「Tattoodo」の創設者の一人でもあったりと、その活動は多岐に渡る。
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注目のスタイルは、所謂アメリカンタトゥーを主としつつ、和彫りからインスピレーションを受けたものなどまで様々なスタイルを彫っている。
NIKKO HURTADO
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Nikko Hurtadoはアメリカで活動をするポートレートタトゥーアーティストである。
Instagramのフォロワー数は驚愕の155万人。
「世界で一番上手なアーティストは?」と聞くと、多くの方が彼の名前が挙げるのではないだろうか。
噂では彼の作品は、世界で最も値段の高いと聞いたことがあるが、真相は不明確だ。
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余計な言葉要らず、作品を見ただけで分かって頂けるだろう。
まるで、生命を吹き込んだかのように緻密に再現されているポートレートだ。
このスタイルで彼の右に出るものはそう居ないだろう。
JONDIX
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Jondixはイギリスで活動するタトゥーアーティストで、Instagramのフォロワー数は14万人。
彼の作品は宗教(おそらくヒンドゥー教)に重きを置いたものが多いのだが、意味深すぎて表現がなかなか容易ではない。
ただ言えるのは、ジオメトリックやドットワーク、レタリングを宗教的に掛け合わせた作品はとても美しくで、圧巻の迫力を放っている。
PABLO DE
彼のことは以前、記事にしてご紹介したことがあるため割愛するが、ポップでカラフルなトラッドワークが特徴的である。
ANTONIO MACKO TODISCO
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Antonio Mack Todiscoはイタリアで活動をする、チカーノタトゥーアーティストである。
Instagramのフォロワー数は33万人と、世界的な評価も非常に高い。
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リアルだが、それでいてグラデーションが柔らかく、どこか温かみを感じるような作品が特徴。
中でもチカーナ(女性)の作品の人気が高く、作品内の”目”には吸い込まれそうな、艶めかしさが表現されている。
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Carlos Rojas
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Carlos Rojasはアメリカで活動するタトゥーアーティストで、先程のNikkoがオーナーを務めるBLACK ANCHORというスタジオに所属している。
Nikkoに負けず劣らず、彼もまた細密でリアルなポートレートを得意としている。
詳細
ではここで、RUSSIAN TATTOO EXPOについて、詳細情報を記載しておこう。
興味があり、脚を運ぼうとしている方は是非参考にしていただきたい。
エキスポ | RUSSIAN TATTOO EXPO |
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russiantattooexpo | |
会場 | Sokolniki Exhibition and Convention Centre |
日程 | 2018年9月1・2日 |
入場料 | 2,000 ロシア・ルーブル(約3,600円) |
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はロシアのタトゥーエキスポ「RUSSIAN TATTOO EXPO」をご紹介した。
DOTTではこれからも、様々な世界のタトゥーイベントについて取り上げられたらと思っているので、更新を是非チェックしてほしい。
また、今回は様々なスタイルのタトゥーが出てきたが、以前にタトゥーの種類について纏めた記事もあるため、興味のある方には読んでいただきたい。
【最新】タトゥー・刺青の種類 全26種|参考デザインまとめ
今やファッションや個性の表現として認められるようになってきたタトゥー。和彫りを始め、トライバルやブラックアンドグレイなど。様々なタトゥーの種類を見たことあるはず。 今回はタトゥーのスタイル・種類の全てをもれなくご紹介!
では、良いタトゥーライフを!