2018.5.3 / Artist Event 韓国・3泊4日タトゥーの旅へ行ってきた~3・4日目篇 “Pitta Kim”~

※この記事は「韓国・34日タトゥーの旅へ行ってきた~12日目篇 “Dokgo”~」の続きです。

前回は1・2日目ということで、ソギョドンの水墨画タトゥーアーティスト“Dokgoのもとを訪れた内容で記事を公開した。
今回は34日目ということで、施術の流れ等は勿論、実際に感じた事や考察などを詳しく書き残せていければと思う。 

タトゥーの旅~韓国篇~

今回の“韓国・3泊4日タトゥーの旅”では、2日目3日目の計2日でタトゥーをいれたため、そこだけ読みたい方は上記リンクでジャンプしていただければと思う。

タトゥーの旅 3日目

2日目の施術を終え疲労困憊であったため回復のために10時間ほど睡眠をとり、韓国でのタトゥー第二弾は、3日目12時頃の起床より始まった。

ソウル市内・西大門区のビル内にある“Robin Egg Studio”で、夜の19時にて予約をとっていたため時間に余裕もあり、興味のあったソウル市内・北村を観光するためにタクシーで向かう。

ソウル市内・北村観光

kone

出典:コネスト

北村は14世紀・朝鮮時代から存在していた韓国の家屋が密集するエリアである。
当時は朝鮮の貴族が住んでいたという歴史背景や、伝統的で美しい家屋が人気を博し、今では海外からの観光客が絶えない。

近辺にあった焼き鳥屋では、渡韓以来求め続けた“醤油味”の焼き鳥を堪能できるため、是非足を運んで頂きたい。
ベンチに座りながら、ビールを片手に日本食を嗜む。この旅一番の安息の時を過ごした。
※場所はこちら

西大門区(ソデムンク)へ到着

同日17時頃、西大門区へ到着し近辺を観光するも、町並みや人柄は2日目にみた西橋洞に似たものを感じる。
マクドナルドで時間をつぶし、いざタトゥースタジオへ。 

Robin Egg Studio

タトゥースタジオRobin Egg Studioが入っているビル前に到着。
ビルへの立ち入りはモニター付インターホンで行いスタジオへの入店は電子ロックでの開錠が必要となっていることに堅牢なセキュリティ性を感じられる。
インターホンで呼び出すとすぐに若いアーティストの一人が迎え入れてくれ、いざスタジオ内へ。

中は一見、カフェバーのようにも見えるが、奥にはベッドが4台。
このスタジオでは10人前後のアーティストを抱えていることもあり、韓国ではかなり規模の大きいスタジオだと言えるだろう。

Pitta Kim

 

View this post on Instagram

 

피타 ?? Pittaさん(@pitta_kkm)がシェアした投稿

19時からだと聞いていたが、19時半になってようやく担当のアーティストが到着した。
「ごめん、ディナーを食べていた。」なんてルーズさは、彼がビジネスマンではなくアーティストであることを強く再認識させる。

彼は“Pitta Kim”。
韓国でも屈指の実力者として世界的に評価されており、Instagramのフォロワー数の11万人という数字からも人気が伺える。

 

View this post on Instagram

 

피타 ?? Pittaさん(@pitta_kkm)がシェアした投稿

彼がここまで絶大な支持を誇る理由は、彼の独特のデザイン・色使いにあるだろう。
宙と星を彷彿させる黒をベースに、非常にカラフル色使いの雲。

「韓国の伝統のデザインに、少しだけアレンジをかけ表現をプラスしているんだ。」と語る彼の作品には、目新しくもどこか歴史を感じざるを得ない。
そう、韓国伝統のデザインをタトゥーに落とし込むアーティストは韓国に数十名存在するが、中でもPittaの作品は一線を画している。

カウンセリングを行い、昨日同様にお土産をプレゼント。
その後、私の腕にフリーハンドで、ざっくりとした下書きを書き終えると、21時ごろからタトゥーイングはスタートした。

タトゥーイング

彼の使用しているマシンは、Ego Machine”製のロータリーマシン。
明確な下書きが無いのにも関わらず、彼の引くラインには一切の迷いが感じられない。

普段あまりタトゥーで目にする事のない水色黄緑など、 Eternal Ink”製のインクを計10種以上混ぜ合わせながら、感覚で色彩の調整を行う様はまさに圧巻である。

タトゥーの完成

1時間半の筋彫りと、1時間半の暈しやカラーの、3時間というスピードでその作品は完成を遂げた。

先日の“Dokgo”氏と同じく技術を信用しきっていた為、オーダーは“The Dragon”だけであったが、やはり想像以上の完成度で大満足である。

またお土産を渡したからか、最後には販売用のアフターケア専用の軟膏を無料で手渡してくれた。

これは“Tattoomed”と呼ばれる、ドイツ製のタトゥーのアフターケア専用の軟膏である。
普段ワセリンやオロナインなど、汎用性の高い薬品を用いていた私だが、Tattoomedを塗ると比較的荒れは少ない。
アフターケアの重要性と、専用の薬の効果の高さに再認識させられた良い機会であった。

そうしてタトゥーイングは終了し、時刻は午前1時前後。
Pittaは私のためにと、ホテルまで向かうタクシーを手配し、翻訳を行ってくれお別れをした。

タトゥーの旅 4日目

念願の韓国タトゥー旅行も、残すは無事に帰宅するのみ。
トータル9時間程度に及ぶ海外でのタトゥーイングに疲れが溜まっていたのか、帰り道ではうたた寝ばかりだったが何とか帰り、今回の旅行は終わりを告げた。

まとめ・考察

ここからは、今回の旅を経て感じた、タトゥーに関する国民性などについて考察できればと思う。
思うことは多々あるが、大きく2点お話させていただきたい。 

① 韓国はタトゥーがブームに?

まず1点目、ソウル市内でタトゥーの入った方々を見てきたが、日本に比べると比較的年齢層が低いことに気付いた。

日本では20代前半~30代後半程でタトゥー・刺青の入った方々をよく見かけるが、韓国で見かけたタトゥーの入った方は殆どが20代前半~半ばであった。

デザインも最近流行っているようなものが多かった為、ここから「韓国ではタトゥーが今ブームになりつつある」という推測になるのは至って妥当である。

② 日本は海外のタトゥーに無関心?

そして2点目、今回2人のアーティストのもとを訪ね、インタビューを行ったがどちらも日本人の顧客は初めてとのことだった。
世界を転々とするアーティストで、タトゥー好きやその道を志す者なら耳にしてもおかしくないほどの知名度を誇る。

お二方とも「日本でゲストワークをしてみたい」と言っていたが、同時に「日本には顧客が居ない」という課題についても言及していた。
まだまだ、日本のタトゥー業界の活動範囲がグローバルに広がっていくのには、時間がかかってくるのかもしれない。

上記を踏まえ、DOTTでは韓国を始めとする海外諸国との繋がりを意識した活動が出来ればと考えおり、今後のタトゥー業界から目が離せない。
乱文に最後までお付き合いいただいた方にお礼を申し上げたい。

では、良いタトゥーライフを!

POPULAR