初めてタトゥーを入れて気分は最高。しかし気になるのがアフターケア。
ケアによって作品の出来が変わってしまうほど、タトゥーとアフターケアは密接な関係にあるのはご存知だろうか。
お酒って飲んでいいの?運動は?お風呂は?ケアに関して気になることは山程あるはずが今回はそんな不安を一挙に解消する。
また記事の下部には色飛びについても記載があるので、もし飛んでしまった人も是非一度読んでいただきたい。
ConTTents
はじめに
最初に覚えておいて頂きたいのが「タトゥーのアフターケアについての意見は、アーティストによってバラバラ」であるということ。
無論、彫る手法やインク、薬剤が違うので、一概にこのアフターケアが一番良いというのは言えない。
中でも私が様々な場所で彫ってきた経験と、アーティストの意見などをわかりやすく織り交ぜてご紹介させて頂く。
施術前の4つのケア
タトゥーを入れるとなって最初は皆さん不安になるものだが、これさえ守って頂ければ問題ない。
- 6時間以上はしっかり眠ること
- ご飯を食べてから施術に挑むこと
- 施術する部位の肌を、健康、清潔に保つこと
- 前日にお酒は控えること
まず、寝不足と空腹は痛みを感じさせやすくする。
なので当日は万全の状態で施術に挑まないと後悔をすることになる。私は諸事情で、高熱を出した状態でタトゥーを入れたことがあるが、その日のタトゥーの痛みたるや思い出したくもない程であった。
また前日はお風呂に入り、清潔に保つ方がいい。怪我をしている等論外だ。
問題はお酒。
これも諸説あるが、出血を促してしまい、痛みが大きくなる、色が入りにくくなると言われている。
施術中のケア
こちらで紹介するのは、実際に彫ってもらってる間はどうしとけばいいの?という疑問についてだ。
これについては、なるべく力が入らないよう、リラックスした状態で施術に挑むのが一番である。
よく言われているのは、寝る、アーティストと会話をする、音楽を聴く等だが、私の一番のオススメは「飴を舐める」こと。
前述した通り、痛みに耐えることは体力を使うことである。
なら糖を吸収しよう!という簡単な理論ではあるが、騙されたと一度やってみて欲しい。
アフターケアの方法
長時間痛みに耐えて、ようやく施術が完了してもタトゥーは完成ではない。
タトゥーはアフターケアで出来栄えが決まるほど重要といっても過言ではない。基本的にはアーティストの支持に従うのが一番ではあるが、参考程度に記載しておく。
施術後の流れ
基本的には施術後、洗浄⇒消毒⇒軟膏⇒保護の順番に行われる。
この保護についてだが、ラップのようなものをアーティストから貼ってもらえる。これが、「ラップなのか、フィルムなのか」でケアは大きく異なる。
ラップの場合
ラップの場合は、その日に剥がしてしまった方がいい。
施術から3-6時間程度たてば、剥がしてもいいと言われているため、お風呂に入る前に剥がしてしまおう。
お風呂でもその部位を綺麗に洗った方がいい。
フィルムの場合
フィルムはラップと違い、濡れようが引っ張ろうがなかなか剥がれないのが特徴だ。
世界的にも今はフィルムでカバーすることが主流になりつつもあり、ラップより少し高価なことが特徴。
個人的には負担も少なく、フィルムを貼られる方が好みである。
またフィルムの場合は、3.4日は剥がさなくて大丈夫だと言われることが多い。
水を通さず空気だけを通すため、お風呂もそのまま入ってよい。
次第に中がボケてくるが、剥がすと綺麗になっているため安心して欲しい。
剥がしたあとは
あとはかさぶたになる人もいればならない人もいる。大事なのは「触らないこと」。
保湿と洗浄を怠らず、不要に触らないこと。これだけで2週間ほどすると大分肌に馴染んで定着してくるのでご安心を。
筆者のケース
これは個人的な見解になるため、あくまで「へ〜。」程度にして頂きたいが、幾度とタトゥーを入れてきた筆者のアフターケアの方法もご紹介。
タトゥーを入れた部位にも変わってくるが、基本的には1日に2,3度の洗浄と、洗浄後の保湿。
保湿は順調に治ってきている場合はワセリンなどを使用し、もし軽い炎症が見られる場合には薬用の保湿クリームを塗布する。
肌との相性もあるが、薬用の保湿クリームの場合は『ニベア』や『キュレル』などを使用している。
※肌には詳しくないですが、敏感肌の方にはキュレルが合うことが多いです。
施術後やってはいけないこと
- 直射日光に当てないこと
- 施術当日はお酒を飲まないこと
- 完成までは過度な運動は控えること
- 痒くても絶対に掻かないこと
- お風呂に浸かりすぎないこと
これさえ守って、2週間ほどすればもう問題ない。しかし破ってしまえばタトゥーの仕上がりの保証は出来ないので悪しからず。
もし色が飛んだら?
アフターケアを疎かにしてしまったり、そもそも彫りが甘かった場合等は、せっかく痛みに耐えたタトゥーの色が飛んでしまう。
俗に言う「色飛び」だ。
ただ、どのタトゥースタジオにも基本的に彫り直し、所謂「突き直し」の制度があるため安心して欲しい。
その場合は再度アーティストの方に頼んで、正直に飛んでしまった旨を伝えると、どのアーティストの方も快く引き受けてくれる。
大体どこも1か月間の保証等で、無料で行ってくれるところが多いので、施術前にしっかり確認をしておこう。
タトゥーを入れたい方へ
DOTTの運営する別サイト『STTUDIO』では、日本のタトゥースタジオとその作品の情報を掲載しています。
これからタトゥーを入れたい!」といった方や、日本のアーティストの方々の作品を見たい方は、参考にしてみて下さい。
まとめ
再度にはなるが、結局のところアフターケアにこれ!という最適なものなどは無い。彫る手法やインクによって様々であるからだ。一概に言えることは安静にしておくこと。これに尽きてしまうのだ。
そのため、しっかりと施術前・施術後に担当のアーティストに確認して、後悔の無いようなタトゥーを入れるようにしよう。
その他、ファーストタトゥーで気をつけることについては、下記にまとめているため是非参考にして欲しい!
タトゥーを入れたい!ファーストタトゥーの入れ方について
タトゥーをいれたい!というあなたのために、ファーストタトゥーの入れ方、スタジオ・彫師の決め方を徹底解説。 あなたの背中が押せれば幸いです。
では、良いタトゥーライフを!