2019.1.26 / Info

タトゥースタジオの選び方|上手な彫師の見極め方と予約方法

忘れたくない思いを込めて、ファッション・個性の表現として、様々な目的で人々に楽しまれているタトゥー。
「タトゥーを入れたい!」と思い、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなアナタに、上手なタトゥースタジオ・彫師の選び方、予約の方法などを解説します。
あなたのタトゥーを失敗に終わらせないために、ぜひ最後まで読んでいって下さい。

はじめに

本当は筆者が紹介したいのは山々なのですが、DOTTでは特定のタトゥースタジオのご紹介を運営方針によりあえて行わないようにしております。
※取材を除く

このページを読んで、素晴らしいスタジオを自分で見つけられる知識を身につけることを趣意としております。予めご了承下さい。

スタジオ・彫師を決める前に

タトゥー インク

では、DOTTで推奨する「初めてのタトゥーを入れる前に整理しておきたいこと」をおさらいしてみましょう。
もうすでにタトゥーを入れることが確定している方は、下記の「スタジオの選び方」を御参照下さい。

タトゥーを入れる理由は?

肘 タトゥー 

まず最初に、あなたはどうしてタトゥーを入れたいのでしょうか?
「自分を変えたい」「おしゃれを楽しみたい」など、様々な理由があってタトゥーを入れる方が多いですが、この理由がハッキリしていないと、良いスタジオには巡りあえません。

彫師によっては「意味の無いタトゥーは彫りたくない」という方もいらっしゃいますので、ここはハッキリしておきましょう。
※個人的には無意味で適当なタトゥーも大好きです。

何のタトゥーを入れたいか?

理由は明確でも「何のタトゥーを入れたいか決まっていない」という方へ。
個人的に、彫師の方へオーダーする際は、
「〇〇のタトゥーを、こんな想いで入れたいんです。」というオーダーが、とっても素敵なタトゥーに仕上がると思ってます。

DOTTではタトゥーのデザインやモチーフについても幾つか記事にしていますので、こちらを参考にしてみて下さい。

どの身体の部位に入れたいか?

次に重要なのが、そのタトゥーをどこに入れるか。
痛みも変わってきますし、仕事によっては「見える場所のタトゥーはNG」というところもあります。

彫師・スタジオの選び方

ではここから本題の、彫師・タトゥースタジオの選び方についてご説明します。
大きく分けて「タトゥースタジオを検索して決めるケース」と、「彫師から決めるケース」の2パターンがありますので、それぞれを参考にみてみましょう。

タトゥースタジオの選び方

まずは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを用いて「タトゥースタジオ」と検索すると、様々なタトゥースタジオが出てきます。
HPを見て、まず必ずチェックしてほしいのは下記3つ。

  • 衛生管理について
  • タトゥーの価格
  • 作品やアーティスト

衛生管理について

スタジオを選ぶ上で、最も重要な要素の1つが「衛生管理」。
タトゥーを色々なスタジオで入れている方は肌感覚で大体わかるのですが、初めての方は衛生管理について明記されているスタジオの方が安心して施術に挑めますね。

具体的はオートクレーブと呼ばれる滅菌器を設備しているか、養生や針の使い捨ての旨が明記されているかなど、衛生管理について詳しく説明されているスタジオを選ぶことをオススメします。

タトゥーの価格

タトゥー 価格

タトゥーの価格というのは、「安いスタジオを選ぼう」という意味ではなく、「正当な金額でタトゥー施術を行なっているか」という意味です。
1時間5,000円〜等の格安で施術しているところには理由がありますし、逆に高いところにもそれなりの理由があります。
DOTTではタトゥーの平均価格を記事にまとめていますので、こちらを是非参考に比較して下さい。

作品やアーティスト

HPに「作品画像」「ギャラリー」などがあればチェックして、その作品が上手で、自分にあっているかどうかを見てみましょう。
スタジオによっては、和彫りをメインに行なっているところ、ブラックワークやトライバルを得意とするところなど、それぞれスタジオの「色」があります。

詳しくは下の、アーティストの選び方をご覧下さい。

アーティストの選び方

スタジオが決まった方は、何人か在籍している中でも誰に入れてもらうかが大切になってきます。
また、SNSなどでタトゥーアーティストを探されている方は、一体どう選べばいいのでしょう?

ここでは、彫師・タトゥーアーティストの選び方について解説します。

上手なアーティストの見極め方

まず最初に、好みや値段は置いといて、そのアーティストが技術的に優れているかも大切な指標の1つです。
技量や経験を見極めるには、下記を参考にしてみてください。

ラインが綺麗に引かれているか

タトゥーは、振動が激しいというタトゥーマシンの性質上、「まっすぐな線を引くのは難しい」とされています。
線に迷いが出ているもの、ゆらゆらした波線になっているもの、太さが均一ではないもの等が目立つアーティストは、比較的経験の浅い多い傾向にあります。
※あえてそのような書き方をされている方もいます。

上画像を参考とし、下画像ではラインに迷いが出ていることがわかります。

繊細なタッチも出来ているか

ラインだけではなく、タトゥーにはカラーやシェイディングなどの技法がたくさんあります。
上画像はリアリスティックと呼ばれるスタイルの狼で、細やかなタッチとグラデーションがとても綺麗ですが、技量によっては同様のモチーフでこうも変わります。

オリジナリティ(個性)があるか

タトゥーイングの技術が伴っていても、オリジナルの作品を描いていない、ましてコピーを彫っているようなアーティストは嫌ではありませんか?
同じモチーフといえど、アーティストの方はそれぞれの表現をされるため、自身の好みの作風の方を選ぶようにしましょう。
※個人的には、オーダーの際に他者の作品を持って行って「これと同じものを…」もあまりオススメしません。

アーティストの得意とするスタイルは何か

彫師の方はそれぞれ様々なルーツがあり、得意とするスタイルを持たれている方が多いです。

せっかくお願いするのであれば、そのスタイルに対する歴史・見聞・経験など、様々な要素を兼ねた方にお願いするのが無難です。
※異ジャンルのオーダーもすごく素敵なのですが、最初は見分け方がちょっと難しいため。

例えば「和彫りを入れたい!」と思った際は、流行りのスタイルを得意とするところより、日本伝統の和彫りを彫られている方に彫ってもらった方が、作品の逸話やルール、モチーフの由来などを多く語ってくれることが多いです。
スタイルについては下記を参考にしてみて下さい。

これだけはNG!

最後に、彫師・タトゥースタジオを選ぶ際の注意点を3つ。

  • 安いから
  • 近いから
  • 知り合いの紹介だから

他の方々の意見を聞いていると、「このタトゥー失敗したな〜」と仰る方はこの3つのいずれかが原因のことが多いです。
もちろん、安価で素晴らしい所もありますし、お知り合いが素敵なところで入れていることもあります。
日本最高峰のタトゥースタジオがあなたの家の最寄りに…といったこともあるしれませんので、一概には言えません。

ただ、彫師とタトゥースタジオを選ぶ際には、この3つを選定条件から外した上で選ぶことが、初めての方は無難だと言えます。

スタジオ・彫師に連絡してみよう

初めての方は、まず施術の予約をする前にカウンセリングの予約をしてみましょう。
例として、こんな文章はいかがでしょうか。

初めまして。
(HP・SNS)を見てご連絡致しました、〇〇と申します。

(アーティスト)さんの繊細なタッチが好きで、ハガキサイズほどの花のタトゥーを腰に入れてもらいたいと考えております。
ただ今回、初めてのタトゥーで不安なところが多く、まずはカウンセリングをしてから入れるか決めたいのですが、可能でしょうか。

よろしくお願いいたします。

ポイントは、初めてのタトゥーであること、決まっている場合はタトゥーの内容、またあくまでカウンセリングの予約であること、を伝えると当日スムーズな話し合いができると思います。

上記の問い合わせ内容だと、きっと優しく回答してくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はタトゥースタジオ選び方、上手な彫師の見極め方について解説しました。

初めてのタトゥーで不安な要素はいっぱいですが、何も急いで入れる必要はないと思います。
ゆっくり、じっくり、いろんなスタジオを見て、話を聞いてみて、この方になら任せられるという方を探すのが失敗しないタトゥーの最大のコツと言えるでしょう。

初めての方はこちらの記事に注意点が書いてありますので、是非こちらも。

では、良いタトゥーライフを!

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