2019.1.19 / Tattoo

線のタトゥー「ラインワーク」のデザイン32選|極細〜極太で多彩な表現を

モチーフを描く際、デザインを製作する際など、何かを描画する際には「線」が大切である。
タトゥーイングにも同様のことが言え、タトゥーにおける線(ライン)というのは、極めて重要な要素の一つである。

今回はそんな、線を主体に描かれたタトゥー 、「ラインワーク」について、極細〜極太で描かれた作品の数々をご紹介しよう。
最後にはラインワークを入れたい方へ向け、痛みやスタジオ選びについても解説しているため、最後まで読んで頂きたい。

タトゥー |ラインワーク

ラインワークとは?

ラインワークとは、線(ライン)を主体に描かれた作品の総称である。
日本では言葉に親しみはないものの、海外では「Linework Tattoo」「LineWork」等と呼ばれていることが多い。

シェイディング、塗り・カラーを全く使用しない作品や、ラインが強調されているものも含まれたりと、語句としては広く用いられている。

ラインワークの特徴

言葉の範囲が広い分、バリエーションが豊かなことがまずあげられるだろう。
細線の気軽なワンポイントや、目立たないようなレタリングなど、ラインのみで描くことで綺麗な素肌を無下にしない控えめな主張が可能。

さらにはボールドライン(太線)で描くことでウェイトが強くなり、ブラストオーバーでも楽しめたりと、その可能性は無限大。
初心者〜上級者まで、国内外で広く人気のあるスタイルの一つである。

デザイン

ではここからは、ラインワークを主体とするタトゥーのデザインをご紹介しよう。
線の太さごとにスタイルを分けてご紹介しているため、好みの細さ・太さのものを見ていって頂きたい。

超極細|シングルニードル

まずは、超極細で知られるシングルニードルを用いたラインワークについてご紹介。
タトゥーイングにかなりの難易度を要し、国内で彫っているタトゥーアーティストは珍しい。

ミニマルタトゥー(ワンポイント)

そもそもの主張が控えめなミニマルタトゥー(ワンポイント)も、シングルニードルのラインワークにすることで、さらに小さく可愛いタトゥーへ仕上がる。

服装の邪魔をしないのでファッションを気にされている方や、「こっそりとタトゥーを楽しみたい」といった方にはぴったりのラインワークと言えるだろう。

作品に柔らかさを保ちながら仕上げることができるため、お花や植物のタトゥーとの相性も抜群。
お花については下記で詳しくご紹介している。

レタリング

シングルニードルのレタリングは、NYにある「BANG BANG NY」のJON BOY氏を火つけ役に、海外セレブを始めとした世界中の若者に人気。
イニシャルや座右の銘、大切な記念日などを肌身離さず身に着けることが出来る。

ジオメトリック

幾何学模様のタトゥー「ジオメトリック」は多様なスタイルがあることで知られているが、シングルニードルで描くことでより繊細なタッチで表現することが出来る。

細線〜普通

では、通常の細めの線で描かれたラインワークについて、作品を見てみよう。
程よいウェイト感で、控えめながらもタトゥーが入っていることをしっかりと主張できる。

ミニマルタトゥー(ワンポイント)

ジオメトリック

様々なラインワーク

ワンポイントのジオメトリックタトゥー

出典:https://www.instagram.com/

ラインワーク|ワンポイントタトゥー

出典:https://www.instagram.com

太めのラインワーク

描くラインを太めにすることで、作品はよりトラッドな雰囲気に仕上がる。
どこか意味深というか、稚拙な表現になるがアーティスティックというか。

国内ではあまり流行っていないが、海外ではこのようなスタイルのラインワークも流行を見せている。

番外編|ブラストオーバータトゥー

ラインワークは、タトゥーの上からタトゥーを重ね、新たな作品を表現する「ブラストオーバー」に用いられることも多い。
日本でクールなブラストオーバーを施している愛好家は未だ少なく、筆者おすすめの最新のスタイルの一つ。

ブラストオーバーについては下記で詳しくご紹介しているため、興味がある方は是非こちらもお読み頂きたい。

タトゥーを入れたい方へ

ラインワークは難しい!?

まず初めにご承知おき頂きたいのが、ラインワークは意外にも奥が深く、ものによっては難易度が高いということである。
カラーやシェイディングは多少ごまかしが効きがちだが、線を引くとなるとそうはいかない。

SNSなどを見て、好みのラインワークに力を入れているタトゥースタジオへお願いすることをオススメする。

タトゥーの痛みは?

筋彫りようのマシン、ライナーで描かれることが多いラインワークは、通常に比べ多少痛みを伴うことが多い。

こればかりは線の細さやマシンの設定、部位によっても異なり、一概には言えないため、気にされている方はこちらの記事を読んでいただきたい。

初めてのタトゥーの方へ

タトゥーを入れることに慣れている方は問題ないだろうが、この記事を読まれた方にはファーストタトゥーを入れようとしている方も多いのではないだろうか。

そんな方へ向け、DOTTではファーストタトゥーの入れ方について丁寧に解説をしている記事があるため、初めてのタトゥーへ挑戦する方はこちらを読んでから予約に進んでいたらければ、安心して彫っていただくことが出来るだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。
今回はラインを主体としたタトゥー「ラインワーク」についてご紹介した。

タトゥーのスタイルはこれだけにとどまらず、和彫りやトライバル、ブラックアンドグレイなど様々なスタイルが存在する。
下記に筆者の知る全てのタトゥースタイルについてまとめているため、こちらも是非。

では、良いタトゥーライフを!

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