2017.10.1 / Tattoo

海外の和彫り=”ダサい”は古い!?-各国で魅せる和彫りのデザイン

海外では、日本の刺青の文化は大人気である。しかし海外の著名人に彫られた漢字のタトゥーや、和彫りなどを見て、「え?」と言ってしまいそうなデザインを見たことがあるのではないだろうか。

そのため海外の刺青について、良いイメージを持っていない方が多いのが現状である。

今回ご紹介するのは、そんなイメージを一掃する、「素晴らしいデザインの海外の刺青・和彫り」だ。

この記事を見終わる頃には、あなたのイメージは変わっていることだろう。

日本の刺青という文化

刺青とは

日本では江戸期に発達を始め、今も継承され続けている刺青(和彫り)。
刺青とは針を束ねたものの先にインクをつけ、身体に入れ込んで絵を描く芸術である。

世界の各国がそれぞれの文化や、国民性を刺青に投影するため、思想やデザインは様々だ。

海外からの評価

その中でも日本の和彫りは、特にそのデザイン性や精巧な技術が評価され、今や海外の有名なタトゥーアーティストが、日本に修行に来るほどである。

しかし海外では、タトゥーはファッションとして親しまれている半面、日本の和彫りは暴力団の象徴としてよく知られているところを考慮すると、本来の目的や思想は全く違う。
無論「海外の彫り師が彫った和彫りは、本当に和彫りなのか?」という疑問が沸くのも当然であろう。

確かに、中には「え?」と驚くような海外の和彫りを、今まで見たことがあるはずだ。

海外の和彫り

そんな和彫りの文化だが、やはり「海外の和彫り=”ダサい”」というイメージを持ってる方も多いのではないだろうか。
確かにそれは間違いではないのかもしれないが、中には日本人顔負けの素晴らしい彫り師もいるということを知っておくのいいだろう。

Horikuni

和彫り 龍

彫くにの作品より:リンク

Horikuni(彫くに)は韓国の彫り師だ。

今回まず、私が声を大にして言いたいことは、「韓国の彫り師は上手い」ということだ。
理由は分からないが、韓国人のタトゥーは和彫り洋彫りどちらも本当に精緻なデザインが目立つ。

和彫り かいな 9分袖

彫くにの作品より:リンク

中でも彼は、韓国のタトゥーコンベンションの「Tattoo Virus Convention」の和彫り部門で2度最優秀賞をもらってるというから、その実力は本物だ。

色使いやデザインの構成を見ると、彼がファッション感覚でタトゥーを彫っていないということは見てわかる。完全に和彫りなのだ。

Haewall

和彫り 六分袖

Haewallの作品より:リンク

続いてHaewallも韓国の彫り師だ。

秀でて有名というわけでは無いが、個人的に彼の和彫りは本当に美しいと思ったので紹介することにした。先ほどと違いHaewallの和彫りは、色使いがかなりモダンであることが特徴である。

黒 和彫り

Haewallの作品より:リンク

国内でこれほどの”黒を基調にした和彫り”のデザインを描く彫り師は、そういないだろう。

Johan Svahn

海外 和彫り

Johan svahnの作品より:リンク

Johan Svahnはスウェーデンの彫り師だ。

彼の創作する和彫りは色使いが非常に特徴的である。あまり国内の和彫りでは大きく使わない、青や黄緑などの色を大々的に落とし込んだデザインで、オールドスクールタトゥーのような雰囲気を醸す和彫りである。

Jess Yen

JESSYENの作品

JESSYENの作品より:リンク

Jess Yenは、アメリカで活動する台湾生まれの彫り師だ。
和彫りに中国のカルチャーを織り交ぜた独自の作品は、世界でもトップクラス
スタイルはヨーロピアンと言われるものに近いのだろうか。

この麒麟も中国の神話にでてくるため、国内の和彫りではまず見ないだろう。ちなみに予約は2年先まで埋まってるそうだ。

Henning Royal Tattoo

Henning Royal Tattoo の作品

Henning Royal Tattooの作品より:リンク

Henningはデンマークで30年以上のキャリアを積む和彫りの彫り師だ。
デザインの基礎となる部分は比較的 伝統的な和彫りに近いが、日本では見ないデザイン等も織り込まれている。

特にオールドスクールのイーグルと、和彫りの龍が共存している作品等はユーモアがあって非常に面白い。

まとめ

いかがだったろうか。どの彫り師も日本にいたとすれば確実にトップクラスに鎮座していたであろう、本物の彫り師なのだ。今や日本の和彫りも、世界に通用しなくなる時代が近くまで来ているかもしれない。
ここまで日本の和彫りという文化が、世界に評価され浸透されているのであれば、国内での刺青に対しての評価というものも、今後もっと良い方向に傾くべきなのではないかだろうか。

では、良いタトゥーライフを!

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